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文学は実学?

8月2日

梅雨明けしたのにどしゃぶりだったらしい。ずっと寝ているから天気がわからない。何もしないでいると焦りで心が埋まってますます動けなくなる。そういう時とりあえず映画を1本観ると「その日一日何かしらやったような気分」になれるので、現実逃避で映画ばかり観てしまう。

映画はすんなり観れるのだが、本は読んでもちっとも脳みそに入ってこない。だけどニートなのに読書をしないというのは勿体ない気がしてくるから頑張って3ぺージだけでも進める。今日は荒川洋治の「忘れられる過去」というエッセイ集の「文学は実学である」の章を読んだ。

 

この世をふかく、ゆたかに生きたい。そんな望みをもつ人になりかわって、才覚に恵まれた人が鮮やかな文や鋭い言葉を駆使して、ほんとうの現実を開示してみせる。それが文学のはたらきである。……文学は、経済学、法律学、医学、工学などと同じように、「実学」なのである。社会生活に実際に役に立つものなのである。そう考えるべきだ。特に社会問題が、もっぱら人間の精神に起因する現在、文学はもっと「実」の面を強調しなければならない。

 

荒川洋治は昔からずっと「文学は実学です」と主張してきた人で、2年前僕の地元に講演しに来た時もそう言っていた。文学は人生を一変させ豊かなものにする能力があるから「実学」。確かに文学は目に見えない部分で社会を支えてんだろうなとは思う。でもそれは学問つーか趣味に近いんじゃねーのかとも思う。

 

忘れられる過去 (朝日文庫)

忘れられる過去 (朝日文庫)