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暗いことばかり

日記 本 読書

7月28日(木)

現在も過去も未来も何もかもが不安で嫌で、朝起きるたびに「またわざわざ人生やるのか…」って気分になる。ニュースはテロだのレイシズムだの19人殺害だの社会保障崩壊だの、死にたくなる話題ばかりだ。小学生の頃お父さんが疲れきった顔で「死にたい」とか「もう嫌んなった」とかぶつぶつ言うのを聞くたびに何となく不快な気分になっていたが、今となってはその気持ちもよくわかる。こんな世界でよく50年も生きれたなと思う。

 

最近村上龍の小説「ライン」を読んだ。あとがきが印象に残ったので、メモしておく。

近代化を終えた現代の日本を被う寂しさは有史以来初めてのもので、今までの言葉と文脈では表現できないのだ。どこかに閉じ込められているような閉塞感と、社会と自分自身を切り裂きたいという切実な思いが交差して空回りしている。 ―あとがき

どっかのサイトで「うつ病の人こそが世界を正しく認識していて、こんな世界でおかしくならない私たちのほうが異常なのだ」みたいな説を見たことがあるけれど、ラインはまさしくそれを表現したような小説だった。登場人物は全員気が狂ってるか病んでるかしていた。 

園田と同じ学年だった四人が予備校に通う間にオウム真理教に入ったらしい。学校をやめなかったからだと園田は思う。オウムに入った奴らはまだましだったのかもしれない。あのあと大学に行って、それでもまだ病気になれない鈍いやつらが大勢いる。病気になれないのは鈍感なやつらだけだ。そういうのはいつか必ず急に死んでしまう。 ―Vol.16 美奈子

 

狂わなきゃ死ぬ、病むから生き残れる。そういう感じのことは今まで余り聞いたことが無かったから、結構衝撃を受けた。

 

ライン   幻冬舎文庫

ライン 幻冬舎文庫